このビル「群星館」は、人間だけのモノじゃない!

沖縄には、全てのものに「神さま」がいます。 台所には「火の神」、海には「竜神」、 木には「木の精、キジムナー」きっと、灰皿にも、トイレにも、ゴミ箱にだっているはず。 僕は「神さま」を信じていませんが、海人が、朝、漁に出る時に「必ず、ちゃんと朝飯を食べる」(カレーなどのブッカケ物は禁止!)などの一つ一つの行為が 危険を避け、海の安全を保障しているのではないかと、思っています。このビル「群星館」が、完成するまでに本当に開店ができるのか?と、何度も落ち込みそうになった朝、3階に、作ったばかりの植え込みに、咲いた「ブーゲンビリア」に一羽の「ちょうちょ」がひらひらとやって来たのを見て、僕は泣きそうになりながら、「大丈夫だ!」きっと「成功する」と確信しました。だって、本当に色々な人たちの応援を受け、都会で見ることも珍しくなった「ちょうちょ」までもが応援に駆けつけて来てくれたのですから・・・そして、昼には「ありんこ」が列をつくり夜には「虫の声」が聞こえてきます。そんな、虫たちが集い、いろんな人間たちがやって来るあったかい「ガジュマル」の木のようなビル「群星館」にしたい!と願っております。

2005年7月 炎の館長 高橋貫太郎

 
 
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